INFO
私のテーマはいのちです。
描いているうち、展示しているうちにしわができ亀裂や穴が生れます。 この世界は亀裂だらけなのではないか、という素材からの発見。 穴こそ光が入る。傷口からこそ希望が見えるのだと気がつきました。
2021年、核兵器禁止条約が発効された年に原爆の図丸木美術館で、 その後2022年に平塚市美術館で福島、広島、長崎を題材に、 死を生に反転する希望の三部作を展示しました。
2013年から福島の牧場に通い、動物の死を自分と重ねて見ていました。 真っ黒い絵を、悲劇の曇り眼鏡で描き、 中学校では3.11を忘れないようにと命の講演会をしてきましたが、今、命への讃歌を描きたい。
遺伝子レベルで傷つけられた動物たちの、素晴らしい美しさや強さ、 かけがえのない有機生命体の美しさを放ちたい。
人類を含め、あらゆる命への讃歌を、祈りを込めてささげたい。
世界中のひとに、一人に、絵を見て欲しい。
傷ついた一人、一匹の表現が、誰かに届くようにと思い、このホームページを捧げます。
PROFILE
山内 若菜
Wakana Yamauchi
- 神奈川県藤沢市生まれ
- 武蔵野美術大学短期大学部美術科卒業、同専攻科修了
- バングラデシュで個展、グループ展
- ロシアでシベリア抑留の歴史を忘れない文化交流を開始 日露友好個展、以後継続
- 極東美術館で特集展示
- 福島県に行き福島の母子像や被爆の牧場を描いた展示を開催 「戦争展」ホールでの展示や講演も多数
- 原爆の図 丸木美術館で「牧場 山内若菜展」 中学校、高校、大学で命の芸術鑑賞授業、移動型展示講演会を継続。現在20校
- ロシア国立極東美術館で企画展「牧場 山内若菜展」
- 原爆の図 丸木美術館で企画展「はじまりのはじまり 山内若菜展」 東山魁夷日経日本画大賞入選
- 平塚市美術館常設展特別出品
- 福島県おれたちの伝承館 天井画を描く 以後常設展示 新潟水俣病をテーマに「新潟若菜組」皆様と新潟市内で個展
- 旧日銀広島支店にて「山内若菜広島展実行委員会」皆様と個展 沖縄与那国島をテーマに個展