INFO
片瀬山ギャラリーエスポアールにて、「楽園の予感展」を開催します。期間は9月27日から10月26日。オープニング期間は2日まで。山内在廊は27.28.30日です。回廊時間は13時から16時です。よろしくお願いいたします。
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※これらの開催予定のイベント等は、感染症・その他の事情により、予定変更・中止になる場合がございます。あらかじめご了承下さい。

私のテーマはいのちです。
描いているうち、展示しているうちにしわができ亀裂や穴が生れます。 この世界は亀裂だらけなのではないか、という素材からの発見。 穴こそ光が入る。傷口からこそ希望が見えるのだと気がつきました。
2021年、核兵器禁止条約が発効された年に原爆の図丸木美術館で、 その後2022年に平塚市美術館で福島、広島、長崎を題材に、 死を生に反転する希望の三部作を展示しました。
2013年から福島の牧場に通い、動物の死を自分と重ねて見ていました。 真っ黒い絵を、悲劇の曇り眼鏡で描き、 中学校では3.11を忘れないようにと命の講演会をしてきましたが、今、命への讃歌を描きたい。
遺伝子レベルで傷つけられた動物たちの、素晴らしい美しさや強さ、 かけがえのない有機生命体の美しさを放ちたい。
人類を含め、あらゆる命への讃歌を、祈りを込めてささげたい。
世界中のひとに、一人に、絵を見て欲しい。
傷ついた一人、一匹の表現が、誰かに届くようにと思い、このホームページを捧げます。

PROFILE
山内 若菜
Wakana Yamauchi

- 神奈川県藤沢市生まれ
- 武蔵野美術大学短期大学部美術科卒業
- 武蔵野美術大学短期大学部専攻科美術専攻修了
- ロシアで「シベリア抑留」を忘れない文化交流を開始。以後、日露友好のための個展継続
- 福島、岩手でのフィールドワークを重ね、福島の母や牧場を描いた展示を各地で開催
- 岡山県、横浜市などの中学校にて芸術鑑賞授業、講演会を開催