• TITLE
    第五福竜丸

  • Size
    50×70cm
  • Year
    N/A
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    私の描いた金屏風が8点、3月3日から7日 アメリカ・ニューヨーク国連本部で開かれる核兵器禁止条約の第3回締約国会議場にて展示されます。そのうちの6点をご紹介致します。

    これらの金屏風をどういう気持ちで、素材で、金屏風に描いたのか、ご紹介いたします。

    「金屏風の絵は、第五福竜丸が、そして福竜丸以外にもたくさんの船がビキニ事件で被災し、被爆した叫びを船たちがあげている、その声を聞きたいと思いました。飛び出しているものもあります。漁師たちの苦しみは「こんなもんじゃない」のではないかと想像したからです。

    胡粉と墨の匂い、五感で匂いを含め、感じて欲しいです。死の灰は、サンゴ礁に放射性降下物が付着したもので、私が使う日本画の胡粉は、牡蠣の貝殻を粉砕し、それを動物の骨や皮を煮た膠で定着したものです。金泥や金箔は、放射性物質の表現でもあります。この金屏風と言うギラギラと光る世界、人はその手でままならないものをつくってしまった、それを多様に光る金屏風に描き、今あるように生々しく感じてもらえたらと思います。黄金色と言う黒に対しての補色に対し船を縁取る黒線が際立つように、そこにあるんだという存在感を、船は、その後苦しみ苦しみ続けている漁師さんたちの叫び、その隠喩しています。第5福竜丸以外の船もたくさんここにいたんだと言う叫び、船たちの叫びを、これらの絵から、聞いてほしいと思います。

    これは絵です。ここに、未来へのメッセージを込めて。このような核世界の中で、人は、どういう思いをかかげて生きていけばいいのか。太陽であり、水爆でも、原爆でもあるような太陽も、見方によってはあるかもしれません。絵だから、それぞれが違うメッセージとなってゆく希望を秘めています。どうぞ、ゆっくりご覧頂けたら幸いです。」


    「第五福竜丸」作品コメント

    金屏風の中の、太陽でもあり、ビキニの水爆でもある表現なんだけれどもだけれども、広島長崎の原爆の光でもあると言うような、見た方がいろいろなイメージで、それぞれが違う感じ方で絵を感じ取ってほしいと言いました。船は強く多様に光をうけ放つ漁師さんの叫び、いのちの叫びであること、その命は美しいから美しく強い輝きを放つように描いた、多様に傷つけられ言えなくされてきた立場の命たちの叫びを船が先をぐっと上に上げて、核なき世界へ向かっているって言うような、偽物の太陽の方ではなく、本物の、上にある太陽を示し、核なき世界へ向かって航海しています。黒い鳥影は、マグロをついばむカラスでもありながら、核実験をすることで恩恵を受けており、黒い商人の隠喩あったり、たくさんのお金を得ている権力者の象徴でもあります。

    私はブラック企業に勤め、自分のひどい労働環境で物扱いされてきた日本の労働と、福島原発事故3.11後、福島で殺されていく商品価値がないからと殺される動物と自分の存在を共鳴し、福島を描き、広島長崎、第五福竜丸を描く経過がありました。

    一市民が、ステイタスもない、小さな声の作者が描いた絵であるという、持たざる者の表現としても、ご覧頂きたいです。

    命まで奪われ、これ以上ないほどに身体精神が傷ついても、言えなくさせられている今、命が物扱いされていた自分の自画像としても他人事ではないから、強く共鳴し、第五福竜丸や他の船を描いた。また、絵で語り継ぐ絵描きだと、意識し始めています。語り部の皆さんに直接聞く機会はなくても、語り継ぎ部の市田真里さんやたくさんの第五福竜丸で出会ったボランティアさんの皆さんに、福竜丸以外の漁師の方もも被災した話をお聞きでき、語り継ぎ目の方たちの話を聞いて、描いたのです。そして、第5福竜丸の金屏風ーこれは直接聞いてなくても継承してゆける未来を、もがきあがき、模索している、新たなる表現になるんじゃないかと思いました。こんなもんじゃない!のではないか、金屏風の命が叫ぶ、収まりきらない叫びーであろうよ、と想像し創造する、というように。日本、政府は核兵器禁止条約の会議の場に参加しないのなら、絵がギラギラと、生きていたんだと光放たれてほしい。人権、人間の尊厳の光をギラギラと表現してほしい。船に隠喩された命の思いよ届け、言葉を超えて。

    そこで、被災したと言う船のことも描く時も、福竜丸に行ってスケッチしたり、船を見た記憶をもとにそこなんじゃないかなと想像したり、資料だけじゃなくて、そこに第五福竜丸があり、存在している。だから強く描く事ができました。そこに福丸が残されて保存されていると言う。その大切なこと、そこからイマジネーションを頂けた。大切なことでした。

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